こんにちは、ゆえです。
いつもブログを見て頂きありがとうございます。

こんな疑問に答えていきます。
☑ 本記事の内容
- ガラクトミセス培養液とは
- フェイシャルトリートメントエッセンスの成分分析
- 類似品の成分表示解説
- 同成分でなぜ安いのか
- おすすめの化粧水紹介
「SK-Ⅱ」とか「ピテラ」と言った言葉は普段メイクをしない僕でも聞いたことはあります。
女優の綾瀬はるかさんや、有村架純さんがCMをやっている事も人気の秘密ですね。
SK-Ⅱを代表するベーシックケアアイテムとして人気なのが「フェイシャルトリートメントエッセンス」です。












それではしばしお付き合いください。
エスケーツー(SK-Ⅱ)フェイシャルトリートメントエッセンスと同成分の化粧水を紹介します
早速ですが結論から。
化粧品の成分表示を見て「ガラクトミセス培養液」と書いてある化粧水を選べば、SK-IIのフェイシャルトリートメントエッセンスにこだわる必要はありません。
ただし、ガラクとミセス培養液にも配合されている量などは違いますので、その辺りを解説していきます。
フェイシャルトリートメントエッセンスの特徴



ピテラという言葉が使われていますが、これはSK-IIが作った言葉であり、内容はガラクトミセス培養液に、牛乳由来の成分を配合した独自成分の事です。
ピテラ=ガラクトミセス培養液+牛乳由来成分
と思えておきましょう!
ガラクトミセス培養液とは
ガラクトミセスは酵母の一種です。
糖類やタンパク質を分解して、肌にとって必要な成分を取り込むような作用をします。
コンセプトは天然保湿因子(NMF)を含む化粧水です。
天然保湿因子とは、もともと人の肌に備わっている保湿機能のことです。
過去記事にて詳しく解説していますのでご覧下さい。
関連記事:
>>天然保湿因子NMFはアトピーやニキビ治療に効果的なのか?アミノ酸でスキンケア
SK-IIのフェイシャルトリートメントエッセンスは、ピテラを90%以上配合した化粧水で、SK-IIによると、継続して使うほどに潤いのある綺麗な肌へと導くとの事。
フェイシャルトリートメントエッセンスの成分表示
まずはSK-IIの化粧水の成分詳細について。
- SK-II(エスケーツー)
- 商品名:フェイシャルトリートメントエッセンス
- 価格:18,700円(税別)160ml
分類 | 成分 | 配分 |
---|---|---|
有効成分 | ガラクトミセス培養液 | 90%以上 |
保湿 | BG | 3% |
抗菌 | ペンチレングリコール | 2% |
ベース | 水 | 1% |
防腐剤 | 安息香酸Na | 1%以下 |
防腐剤 | ソルビン酸 | 1%以下 |



防腐剤が多いのが気になりますが、美肌成分はガラクトミセス培養液のみのシンプルな感じです。
コンセプトがしっかりしているなぁと言った感じです。
どんな効果が期待出来るか
天然保湿因子(NMF)を補給する事で、一時的な保湿剤ではなく、長期間使用することをで肌、艶の効果が期待できる。
フェイシャルトリートメントエッセンスの口コミ









引用:【公式】SK-II
フェイシャルトリートメントエッセンスの類似品を紹介



全て韓国コスメです。
- ミシャ:レボリューションタイムザファーストトリートメントエッセンスRX
- フロムネイチャー:エイジトリートメントエッセンス
成分比較
成分表示は、配合量が多い順に記載しています。
主成分はどこのメーカーも同じです。
ミシャだけサッカロミセス培養液となっているのですが、サッカロミセスは複数の酵母が集まった集団の事で、その中の一つがガラクトミセスです。
期待出来る効果は同じですので、「サッカロミセス≒ガラクトミセス」と解釈していただければ問題ないです。



それぞれの気になる点
- フェイシャルトリートメントエッセンスは防腐剤が多い
- ミシャは保湿成分が多め
- フロムネイチャーはナイアシンアミドの配合が多い(シワ改善)
3社のコスパを比較



メーカー | ![]() ![]() |
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---|---|---|---|
容量 | 160ml | 150ml | 150ml |
価格 | 18,700円 | 4,400円 | 1,600円 |
フェイシャルトリートメントエッセンスと比較するとその差は歴然ですね。
SK-IIの公式サイトにも、ガラクトミセス培養液は長期間使用する事で効果を発揮すると書いてあったので、値段を考えるとフェイシャルトリートメントエッセンスは候補から外れるかも。
美容大国の韓国コスメなので、現代においては韓国製を選ぶのはありかなと思います。
何より安いですよね。
- 保湿力ならミシャ
- コスパならフロムネイチャー
- 国産が良ければ SK-II
こんな感じでしょうか。
90%配合の数字マジックに要注意



最近コスメについて調べていると、見せ方や訴求がとても上手だと感じます。
今回の SK-IIの商品やホームページもそうなのですが、ガラクトミセス培養液90%配合!と書いてあると、とても効果がありそうな感じがしますよね。






などなど。
この辺りの見せ方や化粧品業界の闇について具体例をあげながら解説していきます。
ガラクトミセスは90%入っていない



少しだけ数字の問題です。
ガラクトミセス培養液なので、ガラクトミセス酵母が100%ではないんです。
液を作るためには水と混ぜる必要があります。
酵母入り化粧水の場合
- 水が98%
- 酵母は2%
こんな感じで組成されています。
仮にガラクトミセス培養液が100mlあったとすると。
「水98ml+酵母2ml」です。



化粧水が100mlの瓶だと仮定して、90%のピテラ配合ということは。
- 100mlの瓶の内、培養液は90mlでその他(ただの水と他の成分)が10ml
- 培養液の中身は、水98mlと酵母2ml
- 実際のところ有効成分であるガラクトミセス酵母の含有量は一瓶の化粧水に1.8%入っている
言い方を変えると、「ピテラの有効成分が1.8%入りの化粧水」となります。
例えば、カルピスウォーター100mlの場合、カルピスの成分が100mlではないですよね。
カルピスの原液(成分)が20ml+水80ml=カルピスウォーター100mlです。
ハイボール100mlの場合も、ウイスキーが100mlではないですよね。
割り物も含めてハイボールです。



まとめ



- 値段で選ぶならフロムネイチャー
- 保湿力で選ぶならミシャ
- 国産が良ければ SK-IIのフェイシャルトリートメントエッセンス
です!
上の2つについては、2本買っても SK-IIより安いので両方試してもいい気がしますが、気になるものを選んで見ましょう!