こんにちは、ゆえです。
いつもブログを見て頂きありがとうございます。
こんな疑問に答えていきます。
☑ 本記事の内容
- ベビーオイル洗顔とは
- 洗顔のやり方と矛盾
- クレンジングとの違い
この記事はこんな悩みを抱えている方におすすめです!
このあたりをリサーチします。
ベビーオイル洗顔はニキビや肌荒れに効果があるのか?Twitterで人気のスキンケアについて
早速ですが結論です。
- ニキビ・アトピーが無く既に肌が綺麗
- メイクをしない(あるいは超薄いメイク)
- 1日に2回以上シャワーを浴びない
この3つに当てはまる方なら「ベビーオイル洗顔」は効果的です!
さよなら!
嘘です、解説していきます。
まずはベビーオイル洗顔についてネット上にある情報を整理していきます。
色んな人が色んな事書いているので、もはや最初に言った人の情報がどれなのかは不明です。
ベビーオイル洗顔とは
新生児に使用している「ベビーオイル」を、大人の洗顔料・メイク落としとして使うというもの。
一般的なクレンジングオイルには界面活性剤が入っているので、肌に必要な脂まで落としてしまう。
その点ベビーオイルには界面活性剤が入っていないので、メイクや脂や肌の水分(NMF:ナチュラルモイスチャライジングファクター)を落としすぎない。
クレンジングオイルだとNMFや脂を落としすぎるし、後から化粧水を塗っても浸透が間に合わない。※1
ベビーオイル洗顔のやり方
- ベビーオイルを手のひらに
- 顔全体になじませる
- メイクが浮いてくる
- ティッシュやキッチンペーパーで肌を抑える(拭く)
- ベタベタが気になるなら洗顔フォームで洗う※2
- 化粧水・乳液で保湿する
上記の様な内容が、ベビーオイル洗顔推奨派の意見で、殆どの方がジョンソンアンドジョンソンのベビーオイルをオススメしています。
共通して言えるのは
- 根拠(データ)を示していない事
- やたらジョンソンベビーの商品をプッシュしてる事(PR案件?)
ジョンソンエンドジョンソンの公式サイトでも、ベビーオイル洗顔の特集ページがあるくらいです。
その他
- 美容クリニックで聞いた
- 試してみたら良かった
- 通販サイトに書いてあった
などなど主張はさまざまです。
主張の段階で既に矛盾している点もあるので、深掘りしていきます。
ベビーオイル洗顔とやり方についての矛盾
赤い※印を付けたところです。
化粧水の浸透について
>後から化粧水を塗っても浸透が間に合わない
スローンケタリングセンターの医師による研究によると、肌に浸透する成分は
- ステロイド
- 四塩化炭素
この二つのみなので、そもそも化粧水なんていつ塗っても浸透しません。
マーケティングとパケージは論理的な科学者でさえ誘惑される。
心理的な利益ならあるんじゃないかしら?
割と皮肉な感じで書いている論文で面白いです。
「ベタベタが気になるなら」について
>ベタベタが気になるなら洗顔フォームで洗う
界面活性剤がダメよ!と言っているのに、界面活性剤が入っている洗顔フォームで洗いましょう!と言ってしまっています。
なんでこの様な情報が広まったんでしょうね?
多分濃いメイクが落ちなかったからだと思いますが。
ベビーオイルと一般的なクレンジングオイルの成分の違い
今回リサーチするにあたりメインで参考にしたのは、世界最大の皮膚科医集団のアメリカ皮膚科学会のホームページです。
一般向けや医療従事者向けに、皮膚に関する情報を無料で発信しています。
一般的なクレンジングオイルとベビーオイルの成分は
- ミネラルオイル
- トコフェロール
- 香料
- 界面活性剤(クレンジングオイルのみ)
成分表示を見てみるとほとんど同じですが、推奨派の言葉を借りると、違いとして言いたいのは「界面活性剤」の有無です。
界面活性剤とは
水と油を混ぜる材料です。
顔にクレンジングオイルを塗ると、メイクや汚れが浮き出してきます。
水で流した時に汚れが一緒に落ちる様に、界面活性剤をミックスしているというわけです。
SNSだと一括りにされてしまっていて、ざっと調べた感じ誰も指摘していないのですが、界面活性剤は食品にも使われていますし、ベビー用品にも入っていますし、化粧品にもシャンプーにも入っています。
思春期とアレルギー
確かに、界面活性剤が悪さをする時もあるので、2006年のマイアミ大学皮膚科の研究を紹介しておきます。
思春期の年齢層や金属アレルギーを持っている方については、界面活性剤がアレルギー性接触皮膚炎の発生率をあげたという研究。
この実験で使用された界面活性剤は「コカミドポロピルベタイン」という、ヤシ油で作られたものです。
ベビーオイルは「鉱物由来」のオイルなので気にすることはないですが。
つまりはっきりと「界面活性剤が悪者」とは言えません。
出典:小児集団におけるアレルギー性接触皮膚炎に関する文献レビュー
そもそも洗顔しすぎ問題
にきびに悩む男性に多い様ですが、1日に何回も顔を洗っています。
汗をかいたり、痒みで頻回に顔を洗うと本来必要な皮脂も落ちてしまう、あるいは1日2回以上シャワーを浴びていると、肌は乾燥して当たり前だろうと。
- 朝顔を洗ったらワセリン
- 夜シャワーを浴びたらワセリン
これで十分だそうです。
夜の仕事をしている女性で、背中ニキビが気になる方もシャワーの浴びすぎが問題の様です。
やっぱりワセリン最強。
ベビーオイル洗顔についての結論とまとめ
冒頭に結論を書きましたが改めて。
肌ケアやクレンジングについては、ものすごい量が研究されています。
効果的な洗顔や美容法についてはもう結論が出ていて
- 運動
- 睡眠
- 食事
- 保湿
- 日焼け止め
- レチノール(ビタミンA)
もうこれだけです。
ベビーオイルは「オイル」なので、保湿が当てはまります。
そしてどうしてもベビーオイルを使いたいのなら使う順番としては
- オイル
- 流す
- オイル
です。
- オイル
- 流す
- 化粧水+乳液
これではないです、最後にまたオイルです。
それか
- 洗顔
- オイル
これでも十分です。
つまりニキビなど肌にトラブルが無く、ベビーオイルでも落ちるくらいの超薄いメイク(すっぴんの方が望ましい)であれば効果があります。
メイクが濃いと結局汚れが肌に残ったまま。
なぜ新しい美容法が流行るの?
これは人間の本能なので仕方がないのですが、HARM(ハーム)の法則というものがあります。
- H:Health 健康、美容
- A:Ambition 夢、将来、キャリア
- R:Relation 人間関係、結婚、恋人、会社
- M:Money お金
この類の内容は永遠に流行ります。
今回の「ベビーオイル洗顔」については
- 健康
- 美容
- お金(コスパがいい)
この辺りがマッチングしたんでしょうね。
洗顔に何を使うかは個人の価値観ですので、結局は好きなものを選ぶのがいいですね。
レチノール(ビタミンA)については、エンビロンというブランドが力を入れています。
余談ですが、別にベビーオイルがコスパに優れているわけではないです。
成分的にはワセリンもベビーオイルも同じなので、結局ワセリン最強です。
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