こんにちは、ゆえです。
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
今回は自己認識についてのお話です。
それではしばしお付き合いください。
自己認識スキルを高めるトラッキングテクニック | 感情の変化と肉体の変化
なんとも難しい問題ですが、思い込みによる客観性の喪失は人類のデフォルト設定なのでいくら嘆いても仕方がありません。
そこで、日々の暮らしで自己認識を高めるために、役立つもう一つの行動がトラッキングです。
その名の通り、あなたが「毎日どのような行動を取ったのかを記録していく」手法のことで、自己認識な能力を鍛えるためには欠かせません。
曖昧なものを可視化する
毎日の仕事の進み具合や、成果などをデータとして残さなければ、自分はどれぐらいのペースで作業を行えるのか、今のタスクにどれぐらいのリソースを割けばいいのか、といった問題を客観的に考えることができません。
ダイエットや貯金なども同じで、日々の体重の増減やお金の使い方を把握しておかなければ到底成功などがおぼつかないでしょう。
その点でトラッキングは非常に基本的なテクニックですが、僕が強調したいのは自己認識を向上させるためには、より深く広範囲の記録を行うべきだということです。
それでは、具体的にどのようなデータを測定すべきなのでしょうか?
自己認識を向上させるためには、大きく次の二つの変化を意識してみましょう!
ストレスのトラッキングからスタートしてみよう
精神の状態が日々のパフォーマンスを大きく左右するのは言うまでもなく、少しのストレスやネガティブな感情などにより、私たちの脳の働きは大きく左右されます。
しかし、それにもかかわらず多くの人は自分の感情の変化を十分に把握しようとしません。
- なんだか今日は調子悪いな
- 今日はいつもより気分が良かったな
ぐらいの感覚で毎日を過ごしており、自己認識の向上に役立てているケースはほとんどありません。
ここで記録すべきポイントは無数にありますが、中でも取り組みやすいでは次のポイントです。
気分のチェックスとストレスレベル
まず最初に大事なのが気分の計測です。
- どれぐらいイライラしたか
- どれくらい気分が落ち込んだか
- どれぐらい悲しさを感じたか
など、日々の仕事やプライベートなどで体験したネガティブな感情を記録していきます。
ストレスの検索が大事なのは、ネガティブな感情こそが私たちの客観性を曇らせる最大の要因の一つだからです。
怒りで正常な思考ができなくなったり、気分が落ち込みのせいで物事を考える気がなくなったり、焦りのせいで早まった判断を下してしまったりと、どのような人でも似たような体験をしたことがあると思います。
このようにネガティブな感情により、視界が狭まってしまう状態が起こります。
この心理はどれだけ知性が高い人でも起きるので、日常的に自分の心の変化を意識しておかなければ対処できません。
- 果たして自分はどんな状況で起こりやすいのか
- 何を言われたら気分が落ち込んでしまうのか
- どのような場面で悲しみを感じるのか
このようなポイントをしっかり押さえておかなければ、ネガティブな感情をうまく処理するのが困難です。
どんなに難しい状況でも客観的な視線を保てるように、普段から自分の心の変化をつかむトレーニングをしておきましょう。
肉体の変化は睡眠のトラッキングで自己の理解を深める
体の状態が私たちの客観力に影響を与えるのは当たり前の話で、疲れ切った状態でも冷静な思考ができる人は少ないでしょうし、その他にも食事を食べ過ぎた後や、激しい頭痛の最中に客観的に物事を考えるのも難しいと思います。
また、そこまでわかりやすい例でなくても、私たちの客観性は常に微妙な肉体の変化に左右されています。
- 気圧の変化によるちょっとした頭の痛み
- ランチの最後に食べた糖分の高いデザートでの嘔気
- カフェインの摂りすぎが原因で起きる腹痛
このようなちょっとした違和感に対しても、人間の脳はスピーディーに反応し、どのような肉体の変化が起きたのかという情報を集めようと働きます。
そのぶんだけ脳の情報処理スピードが下がり、やはりいつもと同じ思考力を保つのが難しくなってしまうわけです。
睡眠の質の向上と管理
まずきちんとやっておきたいのが睡眠の質です。
前日にちゃんと眠れていない状態で、人間の頭がまともに働くはずがないのは言うまでもない話です。
- 毎日どれぐらい眠れているか
- どれぐらいぐっすり眠れたのか
- 眠りに落ちるまでに何分位かかったのか
などを記録してみましょう。
近頃は、スマホで使える睡眠計測のアプリや、快眠・安眠グッズもいくつも出ているので試してみてもいいかもしれません。
- 日中にどれぐらい動いたのか
- どれぐらい精神がリラックスしているのか
など、ポイントを絞って計測することがお勧めです。
睡眠の質の改善はメリット多め
何度か睡眠のログをつけただけでも、あなたは自然と自分の睡眠に何が足りないのかを理解し始め、日々のクオリティを改善するにはどうすればいいのか?という疑問について自然と取り組むようになるからです。
要するに、自分の暮らしについてより客観的な視点が生まれるということです。
特に睡眠の質はあなたの人生の質を左右する最重要ポイントの一つなので、まだトラッキングの習慣がない方はまず睡眠の記録から行ってみることをお勧めします。