こんにちは、ゆえです。
先日こんなツイートをしました。
おはようございます。
在宅ワークが普及したらゲームをやりながら仕事をする自信があります、早く5Gにならないかな。今日も仕事ですが頑張りましょう。— ゆえ (@yue_ooo000ooo) March 24, 2020
おはようございます。
在宅ワークが普及したらゲームをやりながら仕事をする自信があります、早く5Gにならないかな。今日も仕事ですが頑張りましょう。
リモートワークの土台が出来ているヨーロッパ各国は対応が早くてスムーズですね、日本も見習わないといけません。
IT国家であるエストニアとかとても興味深いので、テレワークが気になる方は、エストニアの政策とか見てみると面白いと思います。
今回はSDGsの観点からヨーロッパ諸国の取り組みについて考えていこうと思います。
それではお付き合いください。
COVID-19対策に奔走するヨーロッパ | SDGsという北欧式ゲーム
ただ闇雲にSDGsのそれぞれの項目のスコアが達成されることを目指しても、根本的な問題が解決するとは言い切れないからです。
その背景にあるこの目標設定は、どの国にとって意味があるのか?ということを考えてこそ、そのSDGsの目標達成が問題解決に貢献すると考えられます。
SDGsについては、毎年国連が「持続可能な開発ソリューションネットワーク」とドイツの「ベルテルスマン財団」が、各国の達成状況をスコア化しランキングが発表されています。
昨年の2019年7月に発表された最新の順位ですが、上位をヨーロッパ国々が独占しています。
TOP3は
- デンマーク
- スウェーデン
- フィンランド
以下10位までを西ヨーロッパ諸国が占めています。
SDGsがヨーロッパにとって有利なルールであることを物語っている
特に戦後社会保障や環境保護を積極的に推進してきた北欧諸国は優等生と言え、スウェーデンは昨年まで3年連続で1位を獲得しています。
世界で最初の環境国際会議が開かれたのは北欧です。
1972年にスウェーデンで開催された「国際連合人間環境会議」いわゆるストックホルム会議が環境問題を話し合うために世界113カ国が集まった初めての国際会議です。
以降20年ごとに国際会議が開かれ、そこで環境政策の重要な枠組みが決定されています。
ストックホルム会議の20周年として開かれた1992年の地球サミット。
リオデジャネイロで開催された温暖化対策の最初の「国際条約気候変動枠組み条約」が成立し、そのさらに20年後に開かれた2012年の会議でSDGsが提案されています。
SDGsはヨーロッパを発端とする国際的な環境保護や、人権保護の取り組みの40年来の成果ともいえるでしょう。
SDGsの時代背景
SDGsの背景には、ヨーロッパが主導とする二つの大きな動きがあります。
一つは2006年の責任投資原則、もう一つは2015年のパリ協定です。
株式投資に倫理規範を求めるPRIと一定の強制力を持った、炭素条約であるパリ協定はEU の強い関与の下で成立しました。
PRIのルーツはイギリスで、運営団体の本拠地はロンドンです。
またパリ協定は議長国のフランスの多大な努力によって成立しました。
SDGsの成立の経緯について改めて書いたのは、単に知識として押さえておくためではありません。
SDGs成立の背景が重要なのは、今後世界の国家と企業はヨーロッパ的な価値観のもとその活動を、ヨーロッパ諸国に有利なシナリオのもとに創造されることになると考えられるからです。
ヨーロッパはその長い歴史の中で現代社会を基礎づける概念を数多く生み出してきました。
- 民主主義
- 基本的人権
- 抵抗権
- 社会契約
こういった今の社会を成立させる根本的な考え方を、それ自体を輸出することで西ヨーロッパは19世紀以降の世界の覇権を確立しました。
民主主義や法制度、近代オリンピックのようなナショナルイベントなど様々な物事の根本的な考え方が、ヨーロッパで生まれ外の世界へ輸出されています。
そして、21世紀ヨーロッパは再びその方法論を応用することでアメリカ中国に次ぐ第三勢力としての存在感を年々増しています。
例えば、
- 責任投資原則
- パリ協定
- SDGs
さらにはEU内外の個人情報の流通を規制する、EU一般データ保護規則、世界経済はヨーロッパの定めた新しいルールの上で動き始めたと言えるかもしれません。
- 2000年代はgafamに象徴されるアメリカンデジタルの時代
- 2010年代後半はチャイニーズデジタルの時代
このように考えるなら、2020年代にはSDGsがもたらす新たなパラダイムは、第三極としてのヨーロピアンデジタルが今までより存在感を高め覇権を握る可能性を示しています。