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客観的な思考をうまく起動させるための方法 | 内観に役立つ19の質問集

こんにちは、ゆえです。
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。

客観的な思考をうまく起動させるためには、自分に関する深い理解が欠かせません。

  • 自分はどのような信念を持った人間なのか
  • 自分が本当に楽しめる物事は何なのか
  • 自分はどんな人間なのか自信を持って説明できるであろうか

これらの疑問に即答できるようでないと、あなたの自分を客観的に見る能力も深まりません。

それではしばしお付き合いください。



客観的な思考をうまく起動させるための方法 | 内観に役立つ19の質問集

ゆえ
ゆえ
とはいえ、自分のことを客観的に見つめるのはおそらく自分が思う以上に難しい作業です。

その理由は大きく二つあり、まず一つ目はバイアスの問題です。

バイアスは、行動経済学の世界で広まったアイデアで、私たち人間が犯す間違いには「一定の規則的なパターンがある」という事実を示したものです。

例えば、いくつかの行動経済学の研究によれば、大抵の人が生まれつき次のように考える傾向があります。

バイアスの例

  • 自分の知能は少なくともこの世の中の上位10%に入っている
  • 自分の性格はこの世の中の大体の人よりも温かみがある
  • 自分のルックスは少なくとも平均よりは上だろう

当然自分の知能にせよ、性格にせよ、全ての人が平均値よりも上であることなどありえません。

上も下もいるから平均が出ます。

それにもかかわらず、大半の人は「自分は他人よりも上だろう」と思い込む傾向があるのです。

興味深いことに、凶悪犯罪で逮捕された人たちを対象にした研究では、大抵の犯罪者は「私は世間の人たちよりもモラルが高い」と心の底から思い込んでいる傾向が見られました。

それぐらい人間は自分の間違いを認めたくない、欲望で人から簡単に目をそらすことができてしまう生き物なのです。

「最も騙しやすい人間とは自分自身である」との言葉もある通り、自己への理解を深めるためには、まずこのバイアスを乗り越えなければなりません。



日常的な思考を意識することが出来ない

ゆえ
ゆえ
そして私たちの客観視を妨げるもう一つの原因が、私たちは日常的な思考の大半を意識することができないという問題です。

脳科学や認知心理に関する複数の研究によれば、人間は1日のうちに平均で5万件以上の物事を考えており、その大半をすぐに忘れ去ります。

さらに、思い出せない思考の約9割は前日に起きたことを頭の中で再現した内容で、そのうち半分はネガティブな考えで占められているようです。

これほど私たちの脳内では数秒ごとに大量の思考と感情が渦を巻き続けているにもかかわらず、その多くは即座に意識の網の目をすり抜けてしまうのです。

しかし言うまでもなく、これらの情報の中にはあなたの自己理解を深めるために役立つものが多く存在しています。

日常で味わったちょっとした不快感や喜びの感覚をもっと意識して掘り下げることが出来れば、自分は意外とこのようなことにポジティブな感情、もしくはネガティブな感情を持つと言った認識により、自らの反応をより正しく判断できるようになります。



内観と言う考え方

ゆえ
ゆえ
内観は、自分自身の内面や行動を観察するテクニックの総称で、実験心理学の祖であるヴィルヘルムヴントが考え出したものです。

自己を深く掘り下げて、日々の暮らしに活かすためには、この内観という考え方が十分に利用できます。

その手法には様々なものがありますが、ここでは心理療法の世界などで今も使われる実践的なテクニックを紹介します。

まず最初に紹介するのは内観に役立つ19の質問集です。

これはメタ認知療法や、最新の心理療法で使われる質問集をベースに、日本人に役立つように編集を加えたものです。

患者の自己理解を深めるために用いられる定番の質問ばかりなので、是非皆さんも確認してみてください。

内観に役立つ19の質問集

  1. 自分が最も未来で不安に思ってることは何だろうか
  2. 今日が人生最後の日だとしたらあなたはどのように時を過ごすだろうか
  3. 自分が心の底から恐怖を覚えるものは何だろうか
  4. 最近行ったことで覚えておくに値することは何だろうか
  5. 朝起きてすぐに活動したいと思えることは何だろうか
  6. もし10代の自分にひとつだけ話しかけられるとしたら何を言いたいだろうか
  7. 人生で忘れられない瞬間を二つだけ選べと言われたらどの瞬間を選ぶだろうか
  8. 自分を笑顔にしてくれるような物事は何だろうか
  9. まだ子供だった頃、将来の夢は何だっただろうか
  10. 自分に力を与えてくれるような言葉やフレーズは何だろうか
  11. 痛みを感じた時に、自分をいたわる為にできる最高のことは何だろうか
  12. 自分の欠点や能力のなさを無条件で受け入れられるとしたら、今の行動に変化は起きるだろうか
  13. 自分が飽きずに出来たプロジェクトや活動はどのようなものだろうか
  14. 自分が全く楽しめないプロジェクトや活動はどのようなものだろうか
  15. 自分が思わず涙を誘われてしまうのはどのようなものだろうか
  16. 過去に自分が犯した最大の失敗は何だろうか
  17. 今の時間の使い方に意義を感じられているだろうか
  18. もっと満足のいく人生を送るためにどのような物事を学ぶ必要があるだろうか
  19. この世界にどんな足跡を残したいだろうか

以上の質問について考える際は、まず全ての問いをざっと眺めてみて直感的に答えられそうなものから回答していくのがポイントです。

中には回答を思いつくまでに何分もかかるケースもあるでしょうが、そのような質問こそ自己への理解を深めるチャンスになります。

即答が難しい質問には、あなたが今まで人生で深く考えてこなかった問題か隠されているケースが多いからです。