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【マイヤーズカクテル点滴】美容に効果はあるのか?原価を公開します

こんにちは、ゆえです。
今回は美容業界の闇について突っ込んでいきます。

皆さんは医療機関で自費診療ってやった事ありますか?
ここで言う自費診療は、エステの類では無くて治療としての自費診療です。
例えば

  • ホワイトニング
  • インプラント
  • にんにく注射
  • 高濃度ビタミン注射
  • ヒアルロン酸注射

こんな感じ。

恐らく自費診療のイメージは「高い!」

高いけど効果がある。
有名人が良くやってる。

こんな感じですよね。

今回は自費診療ってホントに効果があるのか?
そしてぶっちゃけ医療機関の儲けってどれくらいあるのか?

この辺について深堀していきたいと思います。
メリットもデメリットも記載していきますのでしばしお付き合いください。



【マイヤーズカクテル点滴】美容に効果はあるのか?原価を公開します

まずはマイヤーズカクテル点滴って何なのか。

アメリカのジョンマイヤーズ医師が開発した点滴療法です。
様々なビタミンや電解質を配合し、末梢より点滴することで体内環境をよくすると言われています。近年では難病の治療に併用されることがあります。

海外では一般的に使用されている点滴療法ですが、近年日本でも利用者が増えてきました。
現在適応となる病気については下記のとおりです。

喘息・片頭痛・慢性疲労症候群・線維筋痛症・アレルギー性鼻炎・蕁麻疹・月経前症候群(PMS)・生理不順など

特に慢性疲労症候群(CFS)と線維筋痛症の方については、大きい病院の定期的な受診の他に併診される方が多いです。

自費診療ですので掛け持ちしても問題ないですからね。

効果はあるのか?

マイヤーズカクテル点滴の中身はこちらです。

ビタミンB1,B2,B3,B5,B6,B12,ビタミンC、マグネシウム

あくまで点滴をやった人の感想ですが

  • 疲れがとれた
  • ニキビが治った

こんな感想が良く見受けられます。
あくまで個人の感想なのでプラセボもあるかと思いますが、多少は効果があるのかな?

実際に体内に入っているものは、もともと人間の体にある成分ですし、食品から摂取しているものなので、まあ実際に効果はあるんだと思います。

しかし激的に効くのかと言われたら個人的には疑問は残ります。

末梢の血管から入る栄養にどれだけ効果があるのか…。
中には血管から入るからいいんだ!!!と強く訴える人もいますね。

いわゆる点滴信者。

末梢点滴はむしろ感染のリスクの方が高いので、個人的には微妙かなと思います。
同じ成分が摂取できるなら経口が理想です。



気になるマイヤーズカクテル点滴の費用と原価

自費診療の点滴なので価格設定は医療機関により異なります。
相場ですが、都内のクリニックだと

5,000~15,000円(1回)

こんな感じです。
これを週に1回とか希望者にはやります。

1回の点滴はおおよそ30分程度、医師の指示のもと看護師が施行します。
点滴中は特段医師や看護師は何もやる事が無いです。
状態観察程度でOKです。

マイヤーズカクテルのレシピ(中身)は?

やや専門的なので、流し見程度で良いのですが。

  • アスコルビン 2A
  • 硝酸Mg 4ml
  • カルチコール 2ml
  • ビタメジン 1V
  • シーパラ 2A
  • パンテニール 1A
  • 生理食塩水

薬剤一つ当たりの金額は数10円~数100円です。
つまりマイヤーズカクテル点滴の原価は

約400円前後

金額を見てどう思います?

自費診療ですので、医療機関は何も問題はありません。
価格設定は自由ですし、効果に魅力を感じる患者がいるのであればそれで良いです。

この儲けの中から

  • 人件費
  • 家賃
  • 光熱費
  • 雑費

差し引くので粗利自体は多少減ります。
ほとんどが人件費ですね。
点滴の準備自体は簡単なものですし、1日で数もこなせます。

粗利の部分を広告費に充てている医療機関が多い印象です。



マイヤーズカクテル点滴の効果を考えてみる。

色々調べても体験談とか知恵袋が検索でヒットします。
しっかりと根拠のある情報は少ないですね。

この記事では海外の論文を少し紹介しつつ、マイヤーズカクテル点滴の効果について考えていきます。

なるべくわかりやすく書いていきます。

線維筋痛症患者に静脈内栄養療法(マイヤーズカクテル)を行った試験について

目的

静脈内微量栄養療法(IVMT)、マイヤーズカクテル点滴は、医療機関の中でも線維筋痛症候群(FMS)を治療するための一般的なアプローチです。

とはいえ、その有効性は不明です。
海外で有効性について実験されました。

安全性を評価して、マイヤーズカクテルの有効性に関する洞察を目的としています。
実験の対象は34人の線維筋痛症患者です。

介入方法

8週間の間毎週マイヤーズカクテルを点滴するグループと、プラセボとしてただの生理食塩水を点滴するグループに分けました。
勿論患者は自分がどちらのグループなのかは知りません。

プラセボとは偽薬の事です。
風邪薬と言って、患者に小麦粉などを飲ませても思い込みで治ってしまうやつ。

結果について

マイヤーズ点滴開始後、8週間と12週間後に採血評価をしました。
採血結果と全体的な痛みを評価するスケールを使用。

  • 身体機能
  • 気分
  • 生活の質(QOL)

このようなアンケートも実施しました。
アンケートの結果。

臨床的に有意な改善が認められました(他の効果的な治療法・介入と同程度)

ただし、一部にはプラセボ反応が高く出ています。
患者のサンプル数が少ない為、8週目と16週目に、どのアウトカム測定でもグループ間で統計的に有意な差は見られませんでした。

8週目にマイヤーズカクテル点滴をしたグループが、大幅に痛み・うつ病・および生活の質の改善を認めてます。

プラセボ群は痛みの改善はしたと訴える患者がいたそうです。
マイヤーズカクテル点滴の治療効果は、痛み、および生活の質に対する介入後4週間で持続したが、プラセボ効果は痛みのみで持続しました。

介入群の1人の被験者で単一の軽度の有害事象が認められました。
有害事象は主に腹痛(下痢)です。



マイヤーズカクテル点滴の効果 | 結論

マイヤーズ点滴は、検証した人数(サンプル数)は少ないものの治療の安全性や実現の可能性はほぼ確立したのかと思います。

ほとんどの患者はベースラインと比較して症状の軽減を認めています。
ですが、プラセボともさほど有意な差は見られませんでした。
線維筋痛症に効くかどうかは不明ですね。

つまり、何となく疲労感は取れるけど病気に効いているのかはわからん!ということ。

今回は、コネチカット州のイェール大学で発表された論文を引用しています。

実験の結論としては効果は認められていますが、あとは利用する側のコストの問題ですね。
推奨されているのは週に1回とか2回です。

1か月だと少なくとも4万以上はかかります。
更に末梢点滴の場合は感染のリスクもあります。

個人的には、同じような成分の内服(サプリメント)でもいいのかなとは思いますが。
ご興味のある方はぜひ試してみてください。