明日から使えるコーヒーのトリビア | ちょっとした疑問から珍しいエピソード

コーヒー豆知識

こんにちは、ゆえです。
今回はコーヒーに関する雑学(トリビア)を書いていこうと思います。

おはようございます。ブログは細かくカテゴリーに分けているのですが、最近カフェの記事が溜まってきました。新しくカテゴリーを作って、個人経営のおすすめのお店を紹介していきたいと思っています。スタバとかチェーン店についても書くのですがレビューと言うよりは企業の方針とかについて書きたい。

— ゆえMSW (@yue_ooo000ooo) December 11, 2019

かなり長文なので、上手にスキミング&スキャニングして読んでくださいね!
それではお付き合いください。

コーヒーのちょっとした疑問から、珍しいエピソード、知っておきたい歴史物語まで。
思わず誰かに話したくなるコーヒーのネタを集めました。

目次

明日から使えるコーヒーのトリビア | ちょっとした疑問から珍しいエピソード

トリビア コーヒー

コーヒー豆の収穫を手で行うわけ

コーヒーの木は実が熟すスピードがバラバラと言う特徴がある。

1つの枝だけ見ても、あの豆は赤かったり、あの豆は青かったり。
真っ赤に熟した実だけを選びながら、未熟な青い実を混ぜないよう、手作業で収穫する方法が、品質の良いコーヒーにするためには望ましい。

ただし完熟した実を選びながら収穫するのは根気のいる作業。
農園によっては機械で一気に収穫したり、また手で収穫する際も完熟豆を選り分けずに、枝になった豆をしごいて、一気に収穫するなど効率が良い方法を取る場合もある。

コーヒーの木に見られる鮮やかな色の変化

手塩にかけた甲斐あり、小さかった苗木はすくすくと育ち、緑の葉を茂らせて太陽に向かって伸びていく。

そして3年ほど経った頃、真っ白い花が一気に咲き誇る。

ジャスミンの香りに似ていると言われるその匂いとか、細い可憐な姿は人々を笑顔にしてくれる。

一斉に開花することが多い為、まるで農園一帯に降るはずのない雪が積もったようで、この季節のこの風景はスノーブロッサムとも称される。

しかしそんな熱帯の雪景色は長くは続かない。

花は3日、短いものでは1日でしおれてしまい、後は緑色の楕円形をした実がひょっこりと顔を出す。

やがて実は緑から黄色になり、成熟とともに燃えるような赤へと変化。
この完熟した味がさくらんぼに似ていることから、コーヒーチェリーと呼ばれるようになった。

コーヒー豆は食べられるのか

焙煎したてのコーヒー豆なら、ポリポリとかじると香ばしくおいしいと感じる人もいる。

カフェインやクロロゲン酸は抽出したコーヒーよりも少しだけ多いが大して変わらない。
ただし焙煎した豆はコーヒーよりも刺激が強いので、普段からコーヒーを飲み慣れない人や、子供に与えるのは避けるべき。

おいしいと思っても少量で我慢しておくのがいいかも。

喫茶店の祖先の社交場

社交場のコーヒー

17世紀。

コーヒーがヨーロッパに伝わると、ロンドンには次々と喫茶店の祖先であるコーヒーハウスが誕生した。

ここには知識人が続々と集まり、情報交換と知的好奇心や欲求を満たす社交場となっていた。その流れは現在のロンドンではカフェよりもパブに受け継がれていると言える。

生産国の国民はコーヒーを飲んでいる?

生成された生豆は丁寧に選別され、欠点豆を取り除いた最高級の豆が海外へと輸出されていく。

生産した豆の約40%を自国で消費するエチオピアのような国もあるが、海外に輸出した方が儲かると、生産者はあまりコーヒーを飲まなかったり、輸出品よりもグレードの落ちるコーヒーを飲んでいたりする。

フェアトレードが行われるなどして生産者労働者の権利が守られるようになってきたが、生産国の経済力を守るためには仕方のないことなのだろう。

少し切ない話だね。

国で変わるコーヒーの飲み方スタイル

生産国以外の国での個性的なアレンジコーヒーの一部をご紹介。

フランス:カフェオレ

深入りの豆を使ったコーヒーと、同量の温めたミルクを同時に注ぐ。
取っ手がない大きめのカフェオレボールを使用。

アイルランド:アイリッシュコーヒー

濃いめに入れたコーヒーに、ブラウンシュガーとアイリッシュウイスキーをお好みで入れて混ぜる。
上からホイップした生クリームを載せる。

オーストリア:生クリームコーヒー

砂糖多めの生クリームを載せる。
その上からチョコを知らせても良い、グラスで出される場合もある。
日本ではウィンナーコーヒーと言う名でおなじみだが、ウィーンではその名称が通じないので覚えておこう。

イタリア:エスプレッソ

デミタスカップでぐいっと飲むのがイタリア流。

コーヒーの木の栽培に適した環境ってどうなの

コーヒー栽培

コーヒーの木は、常緑樹で平均気温が20度以上と言う熱帯亜熱帯の温暖な気候に加え、安定した降水量がある地域が栽培に適していると言われる。

農園は標高900メートルから1500メートルの高原に広がっていて、その地域によってコーヒーの味わいは変わってくる。

種をまいて40から60日後に発芽するが、そこからコーヒー豆が収穫できるようになるまでには約5年ほどかかる。

寒さと乾燥に弱いデリケートな木なのだ。

コーヒーに関するテーブルマナー

まずお客様に出す時は、スプーンは持ち手が右に来るように。

カップの物では右でも左でもいい。

砂糖を入れる時ポットはカップの近くに移動して。
角砂糖の場合は専用のトングを使う、トングから直接カップはNGです。

砂糖を混ぜる時はあまり音が出ないように。
これはカップへの気遣いです。

まず終わったらスプーンについたコーヒーをよくきろう。
ここは上品に。

使い終わったスプーンはカップの向こう側へ。
口に入れたものじゃないから相手から見える所でも失礼にはならない。

混ぜた後にミルクを入れればOK。

テーブルに座って飲むときは、ソーサーは置いてカップだけを持つ。
その際ソーサーを持ち上げるのは立食パーティー等の時。

デミタスカップは持ち手に無理矢理指を通さなくて良い。

1杯のコーヒーに含まれるカフェインの量は

コーヒー カフェインの量

淹れ方によっても異なるが、100ミリリットルで40から70ミリグラム位。

水出しは少なく、深炒りよりも朝炒りの方がカフェインが多くなり、エスプレッソはさらに多くなるとも言われている。

またそれぞれ100ミリリットルとして。

  • 紅茶は10から30ミリグラム
  • 煎茶は20から50ミリグラム
  • ウーロン茶は20から30ミリグラム
  • 玉露茶は160ミリグラム

コーヒーを愛した作家たち

森鴎外が指導者となって、1909年に創刊された文芸雑誌スバルのメンバーを中心としたパンの会。

そこには北原白秋・石川啄木・高村光太郎・永井荷風などが参加し、毎月カフェメゾン鴻巣で会合を開いてきた。

お酒も出すフランス料理のお店だが、コーヒーも本格派でここから多くのコーヒー愛好家が生まれた。

他にもカフェプランタンや、カフェパウリスタなども文豪達がコーヒーを愛飲していた。

また海外では、1830年代から40年代に活躍した文豪Balzac(バルザック)が1日に80杯ものコーヒーを飲んでいたと言う逸話も残っている。

コーヒーは文学にもいい薬なんだろうか。

そもそもカフェインってなに?

窒素を含む天然の有機化合物。

苦味成分のあるコーヒーの重要な成分の1つ。
カカオにも含まれている。

  • 興奮
  • 覚醒
  • 利尿
  • 胃酸の分泌

などの作用があり、医薬品などにも使われている。

わずかに中毒性はあるが、それは相当な量を摂取した場合で、常識的な量では中毒にはならない。

コーヒー栽培は周りの木を減らさない

もともとコーヒーの木は、直射日光に強くないので、周りに花などの背の高い木がある所で栽培されてきた。

コーヒーの木に日陰を作るために、シェードツリーと言われる土壌の水分をあまり必要としないマメ科の高木塩植える農場もあるほどだ。

さらに近年では、サステナービリティーやレインフォレストアイランス認証、バードフレンドリー認証など、コーヒー豆が社会的環境的ガイドラインを守って栽培されることが第一に考えられている。

コーヒー通はブラックは嘘

コーヒーは嗜好品なので、特にブラックコーヒーを飲む人が通であると言う決まりは無い。

そもそも砂糖を入れないのがブラックと考えるのは日本人のみ。
もともとはミルクやクリームを入れないものがブラックで、加糖・無糖はなかった。

ただし、コーヒーそのものの香りや、味を感じるためにまずひと口目に何も加えず飲んでみるのが良いのかもしれません。

いっぱいのコーヒーのカロリーってどのくらい

成分はたくさん入っているがほとんど水分なのでエネルギーとしては少ない。

  • 無糖ブラックコーヒーで約4キロカロリー
  • 緑茶は約2キロカロリー
  • 紅茶は1キロカロリー

ただし砂糖やミルクを入れればもちろんこんなものじゃ済まなくなる。

1杯で50キロカロリー越えなんてこともあるので、砂糖の入れすぎには要注意です。

カプチーノ・カフェラテ・カフェオレどう違う

カプチーノはエスプレッソにスチームとミルクとフォームドミルクの両方入れる。

カフェラテはエスプレッソに牛乳を入れればオーケー。
スチームミルクを入れるのは実はアメリカ式。

カフェオレとの違いはエスプレッソを使うかです。

コーヒーの効能ってなんだろう

コーヒーの成分でよく知られているカフェインやクロロゲン酸などは。

  • 利尿効果
  • 胃酸分泌促進
  • 血流を良く
  • 脳神経細胞を活性化

眠気をとって頭をスッキリさせてくれるのだ。

受験勉強や仕事が溜まっている時などは効果的ではある。
ただ脂肪燃焼を活性化させるから、ダイエット効果を期待したり高血圧にも低血圧にも効くと言う曖昧な効能を過信してはいけません。

嗜好品として美味しく飲むべし。

コーヒー風呂お試しあれ

香りと油分によってリラックスと美肌効果があると言われるコーヒー風呂。

実際に濃いめに出したコーヒーをお湯に混ぜる方法や、粉末をティーバックのようにして浴槽に入れる方法などタイプは様々。

飲むと覚醒するコーヒーだがお風呂にするとアロマ効果で良い眠りが期待されるかもしれません。

アポロ13号に届けられたメッセージ

1970年、NASAアポロ計画の1つとして旅立ったアポロ13号は、月に向かう軌道で酸素タンクが破裂すると言う事故に見舞われる。

しかし乗員たちの危機感に能力の高さと、ヒューストンからの応援で無事に地球へと帰還できた。

その時のヒューストンからの激励は…。

君たちは今熱いコーヒーへの道を歩いているんだ

と言うものだった。
地球で待っているのは家族とおいしいコーヒー。
味わい深いメッセージである。

ハードボイルドにはコーヒーがお似合い

ハードボイルドの主人公がチョコパフェ好きと言う設定は、現在ならありかもしれない。

しかし1940年代から50年代のハードボイルドにはやはりコーヒー。
中でも探偵フィリップマローが活躍するレイモンドチャンドラーの作品ではこれはまた良いアイテムとして描かれている。

長身でタフガイのマローがコーヒーを飲んだり、コーヒーを荒っぽく淹れてる場面は読者の男たちの憧れだった。

でも現実世界で気取ってコーヒーを飲み、タフでなければ生きられない!優しくなければ生きている資格がない!なんてつぶやくのはやめたほうがいいかもしれない。

音楽になったコーヒー

1673年、コーヒー愛好家だった音楽家バッハが発表したのは、コーヒーを止められない娘と、父や家族全員の騒動を歌った風刺たっぷりの楽曲、コーヒーカンタータ。

初めて演奏したのはカフェだった。

20世紀、1975年にはBob Dylanの曲が大ヒット。

日本人漫画家の同名漫画のタイトルはここからとられたものだろう。
そこから遡る事1961年、日本でもコーヒールンバがヒット。

その後も多くの人がカバーするスタンダードとなった。

オーガニックコーヒーって何

農薬や化学肥料を使わない、無農薬有機栽培されたコーヒーのこと。

コーヒー産業では、トレーサビリティーやサスティナビリティが常識になっており、さらに体に良いこと、生産者にとって良いことを考えたオーガニックコーヒーやフェアトレードを選んでいる珈琲店も増えそれらが人気を集めている。

オーガニックに関しては認証を得ているお店もあるので探してみると良いでしょう。

初めてコーヒーを飲んだ日本人とは

日本人最初のコーヒー飲用体験の記録は、1804年にオランダ船の中で勧められた記録。

コーヒーと言うものは豆を黒く言って粉にし砂糖を入れたもの。焦げ臭くてのみはしなかった

と言うことが書かれていた。
だが1番最初にコーヒーを飲んだ日本人かどうかは定かでは無い。

最強のインスタントコーヒーを入れてみる

誰にでも手軽に入れられて、すぐに飲めるのがインスタントコーヒーの良いところ。

でもインスタントだったらどう入れたって味に違いはないでしょと思うなかれ。
基本のルールを守らなければこれはまずいインスタントコーヒーなのだと思い違いをしてしまうことも。

以下が基本のルールです。

  1. 粉もお湯も適正な分量で
  2. 水は組みたての軟水を使用する
  3. お湯は95度前後のものを使用する
  4. クリームは少し冷めてから入れる
  5. ラベルを見て原産国や製法をチェック

インスタントコーヒーの発明者は日本人

第二次世界大戦後、一般庶民へのコーヒー普及に大きく貢献したくコーヒー。

1899年に、日本人の加藤博士が発明したと言う説がある。
コーヒーを液化してから水分を除去して、粉末にしたものを作ったのだが、日本には発表販売する道がなかった。

加藤博士はアメリカに渡り、1901年に通う生コーヒーとして博覧会で発表。

話題となったが博士は特許をとっておらず1903年にジョージワシントンが特許を取得。
インスタントコーヒーの発明者となった。

謎を秘めた幻の発明者となってしまった。

コーヒーの日があるって知ってますか

国際協定で決められた10月1日がコーヒーの日。

これはブラジルの収穫が9月でほぼ終わり、10月新年度より新年度に入ることから決められた。

社団法人全日本コーヒー協会でも1983年からこの日は新しい年度とした。
秋は暖かいコーヒーが恋しくなるので日本にはぴったり。

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