こんにちは、ゆえです。
いつもブログを見ていただきありがとうございます。
今回のブログではワーキングメモリについて書いています。
地頭を良くしたいと考えている方はぜひご覧ください。
【地頭力】インプットとアウトプットの橋渡し【ワーキングメモリ】
一時的に脳に情報を保持し、処理する能力の事です。作業記憶・短期記憶とも呼ばれています。
認知心理学の分野でよく研究される脳の機能です。
仕事を効率化する上でぜひ鍛えたい脳の機能があります。
それは…。
- 記憶力
- 理解力
- 説明能力
すべてに関わっているワーキングメモリ(working memory)です。
ワーキングメモリは、脳内に入ってきた情報を短時間保存する機能。
記憶されている他の情報と組み合わせて。
- 試行
- 計算
- 判断
生産作業を行う機能を持っています。
これはいわば地頭力のようなものです。
仕事をしている時に当てはめてみると、その時の脳の動きは、情報をインプットする力と、情報をアウトプットする力に大きく分けられます。
- インプットの際には、脳の中の海馬が関与
- アウトプットに際しては前頭前野が関与
そしてその双方を橋渡ししているのがワーキングメモリです。
ワーキングメモリの機能の仕方の例
ワーキングメモリの働きが落ちていると、沢山の情報を追いかけていくうちに、前半部分が頭からこぼれ落ちていき、情報全体の理解にまでたどり着きません。
さらに、インプットに限らず読んで得た知識とその関連する記憶を引き出し、アウトプットする時にもワーキングメモリは忙しく働いています。
(例)友達とアニメについて話していた【ワーキングメモリの働きが低い人】
えーと、何だったかな?今パッとタイトルが出てこないけど、あれはサイコパスの人たちの考え方がよくわかる映画でね!
ワーキングメモリの働きが落ちていると、映画のタイトルはテクニカルターム(専門用語)が言葉として出にくくなり。
- あれ
- そこ
- これ
アウトプットがぼやけて行きます。
これでは話をしていても相手に伝わらず、話してな印象もネガティブのままになってしまいます。
逆にワーキングメモリーの働きが高い人は、脳内の記憶からスムーズに必要な単語を引き出し、最近読んだ本の内容と組み合わせアウトプットすることができます。
(例)友達とアニメについて話していた【ワーキングメモリの働きが高い人】
君は心理学に興味があるって言っていたから好きそうだなあと思ったんだよね!
- タイトル
- テクニカルターム
- 具体例
これらが滑らかに出てくることで説得力が増し、聞き手にポジティブな印象を残すことができます。
事実ワーキングメモリを鍛えるトレーニングを行うと、何もしなかった人に比べて脳の実行機能や集中力が60%ほど上昇し、文章の読解力も20%も向上したという研究結果もあります。
ワーキングメモリーを鍛える方法
ワーキングメモリに関する本格的な研究は、始まって十数年以前は鍛えることは難しいと考えられていましたが、ここ数年科学的根拠のあるトレーニング方法がいくつも報告されています。
それはデュアルNバックテスト(DNB) です。
これは短期の記憶力を試すシンプルなゲームで、多くの実験で活用されワーキングメモリの向上が確認されています。
DNBには様々なバリエーションがあります。
脳トレもその一種です。
ワーキングメモリを鍛える脳トレ・音声学習
なかなか言葉で説明するのは難しいので、GoogleでDNBと検索してみましょう!実際に動画や画像で見るとすぐに理解することができると思います。
論理展開能力がある人は、難解な文章を読んでいても著者の主張を逃さず読み取ることができます。
- 理解した内容を誰かに話す時
- 予約する時
- アウトプットをする時
論理的な説明ができるようにもなります。
つまりワーキングメモリーを鍛えることで、インプット・アウトプット両方の能力が高くなり、頭の回転が著しく向上します。