【ケアマネに気を使う】介護保険の仕組みや力関係の闇について

こんにちは、ゆえです。
先日こんなツイートをしました。

不思議なこと

デイサービスの介護士も、ヘルパーもケアマネには特別な気を使っているように感じる。利用者からすれば月1回30分ぐらい関わるケアマネよりも、毎日雑談したり身の回りの介助をするスタッフの方が関りは深い。しかし必要以上にケアマネに気を使う。介護保険の仕組みや力関係の闇ですね。

介護保険サービスを利用するにあたって、最も力を持っているのはケアマネージャー(CM,ケアマネ)です。

なぜならば、半分公的なポジションであり、ケアプラン(利用者のサービス)の作成はすべてケアマネが行います。

このあたりの闇や実態について深堀していきましょう。



目次

【ケアマネに気を使う】介護保険の仕組みや力関係の闇について

結論から言います。

介護ビジネスに関わる人にとって、ヒエラルキーの頂点はケアマネです。

介護保険サービスはざっくりとこのようなものがあります。

  • デイサービス
  • 訪問看護
  • 訪問入浴
  • ショートステイ
  • 福祉用具レンタル
  • 訪問リハ

まだまだありますが主要なところはこんな感じですよね。

世の中にはこのような事業所がものすごく沢山あります。
大手企業が運営する大規模なものから、個人でやっている少数精鋭のところまで。

共通して言えるのは、介護事業所は広告宣伝費がほとんどありません。

つまり口コミに命をかけてます。

結果、いかにケアマネに気に入って貰うかがポイントとなります。
トラブルがあったり、気に入られないと紹介してもらえません。

何か問題があっても隠す人もいるワケがこれです。



介護サービスにおいて偉いのは誰?

そもそも順番を付けるの事態が間違っていますが、揺るがないものは一つあります。

利用者(患者)本位である事。

つまり利用者が一番であり、何のどこの誰のサービスを利用するのか、選択する権利があります。

現実的には、要介護者なので介護サービスに詳しくなくて当然です。

家族がサービスを選ぶことになります。

しかし、介護サービスは複雑であり、情報も少ないのが現状です。

ホームページやSNSを使ってる介護サービスはほとんどありません。

そのため、情報を持っているケアマネに頼らざるを得ないのです。



介護事業所はケアマネに営業をかける

ケアマネが勤務している場所は、居宅介護支援事業所といます。
街中に沢山あるのですが、意識して見ないとわからないかもしれません。

  • 〇〇介護サービス
  • ケアプラン〇〇
  • 居宅介護支援〇〇

こんな感じの名前のところが多いです。

この事務所に、訪問リハやマッサージ、福祉用具のスタッフの方がチラシを持って飛び込み営業をしています。

今受け入れ出来るので紹介お願いします!

とかこんな感じに。

要介護者は後20年位は増え続けます(その後は減るのですが)。

ケアマネにとっては常に需要がある市場です。

どうしても自分にとって都合のいい事業所を選びたくなります。
家族からのクレーム等があると対応が大変ですからね。

ケアマネはピンキリ

酷い人はホントにひどいのですが、中にはとても優秀なケアマネージャーもいます。

利用者本位で、その方に本当に適切なサービスを提供する。

そんな人が増えてくれると良いですね。

誤解がないようにフォローすると、ケアマネは一人で約30名位の利用者を担当します。

月20日間勤務だとして、一日に3件位訪問すると、実質月に1-2回しか顔を見ることは出来ません。

実際に現場にいると、その大変さも良くわかりますが、それでも立ち回りのうまいヘタが分かれますね。

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